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まず安全な分量と効能だが、覚醒効果を得るためには2mg程で十分だ。市販薬のヒロポンもそれくらいで作られていた。こいつを使えば劇的に集中力が高まり、コミュニケーション能力が上がり、ストレスを感じなくなる。効果は10時間は持続し、後遺症も殆ど無く、薬が切れても「別に苦しくない」
しかも薬の劇的な効果に対して、耐性は殆どつかない。別人に生まれ変わったかのように働けるにも関わらず、3日も開ければ耐性は殆どなくなってしまう。3日に1回、正しい容量を守って使う分には、凡人を成功者に変えるだけで何の問題もない。故に「様々な販売ルートが永続的に保持される」わけだ
ではどうすれば危険なのか、それは「覚醒剤で社会的に成功してしまった」時だ。覚醒剤は3日1度以上使ってはいけない。しかし仕事は毎日やってくる。素面の時の集中力じゃどうしようもない…「今日だけ使って乗り切ろう」からの「毎日仕事前に使うようになる」と急にヤバくなる
毎日使えば当然急激に耐性が付いて来る、故にどんどん薬の量を増やしていかなければ効果がない。溜まってくる仕事を片付けなければ、会社の命運が掛かったこの局面を乗り切らなければ、家族のために何とかしなければ、そういう理由で覚醒剤を利用し続けた結果、重症の中毒患者が出来上がるのだ
「脳が破壊される」だとか「一回やったら終わり」だとか、ああいう恐怖を煽るだけの教育は、一般人が覚醒剤にハマる基本ルートから大きく外れていて何の役にも立たない。あんなもん「知り合いから貰ったこの目が冴える薬いいなぁ」からの常用コースを助けるだけ
実際に覚醒剤にハマるコースとしては「育児に疲れ家事が出来ず、夫は許してくれるがずっと不甲斐なさを感じている主婦」が、ふいに友達に貰った「疲れが取れる薬」飲んだらやる気がみるみる湧いて、溜まっていた家事があっと言うまに片付いた。これは素晴らしい、もっと欲しい、からの泥沼コース
覚醒剤の効果を知らないから、自分が何を飲んだかも分かってない。気が付いた時にはもう完全に手遅れというパターン。こういうのが頻発している。普通の会社員、普通の主婦、そういうアングラと何の関係もない人間が覚醒剤中毒者になる理由は「正しい覚醒剤の知識を持ってない」事に尽きる
ほんとマジで、覚醒剤については正しい知識を持つべきだよ。ヒロポンが何で中毒者を大量に作ったのか、そういうの全部すっ飛ばして「覚醒剤で脳が破壊される」とか「山に行ったら熊のうんこになる」みたいな中間を全部飛ばした雑な知識を広めるのマジ害悪だから止めてほしい
じゃあ何で、そんなに有益な覚醒剤を禁止してるのか? 用法用量を守って使えばいーじゃんと思うかも知れないが、この薬は「経営者が社員に使用させる事で業績を上げる」ことが出来るわけで、個人の使用よりそっちがやべーんだよ。業績落ちたら覚醒剤使わされるブラック企業とか世紀末にも程があるだろ
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覚醒剤が怖いのは「使ったが最後脳が破壊されるから」ではない! - Togetterまとめ (via gkojax)