“「遅刻しそうな女の子が食パンを咥え、走って登校している途中で曲がり角で男の子とぶつかり…… 」というパターンが「少女マンガの定番」とされることが往々にしてあるが、1970~1985の『りぼん』作品を全て読破した経験から言えば、そんなマンガは存在しない。定番ではない。また「眼鏡を取ると美形」も少女マンガの定番と一般に思われているようだが、これも事実と反する。(「眼鏡を外して美人」というパターンについての世間の誤解はここを参照)。しかし、事実無根にもかかわらずなぜ「定番」だと勘違いされるのか。
示唆となるのが「キレンジャーの錯誤」という概念だ。戦隊もので黄色というとデブでカレーが好きというパターンが定番だという観念が広く共有されていたが、実はカレーが好きでデブな黄色が出てくる戦隊ものはたった一つしかない。「目立った一例が、そのカテゴリー全体の共通項のように扱われる事」、これが「キレンジャーの錯誤」という現象だ(詳しくはここの考察を参照)。そして誰もが原点を挙げることすらできないのに、パロディーだけが流通するという事態が現出する。”
- 遅刻する食パン少女まとめ (via petapeta)
示唆となるのが「キレンジャーの錯誤」という概念だ。戦隊もので黄色というとデブでカレーが好きというパターンが定番だという観念が広く共有されていたが、実はカレーが好きでデブな黄色が出てくる戦隊ものはたった一つしかない。「目立った一例が、そのカテゴリー全体の共通項のように扱われる事」、これが「キレンジャーの錯誤」という現象だ(詳しくはここの考察を参照)。そして誰もが原点を挙げることすらできないのに、パロディーだけが流通するという事態が現出する。”
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