■棚橋
「カンヌで消費税10%を勝手に公約にして来て、なぜ国民には言わないのか?」
野田
「10%に引き上げるという話は随時してきた。私の代表選挙でも答えてきた。先の臨時国会での所信表明でも言った。記者会見でも答えた。質問でも答えてきた。カンヌで初めて言ったわけではない」
棚橋
「総理の所信表明を何度も読み返したがどこにも10%と書いていない。どこに書いてある?」
野田
「10%という数字は出してはいないが、中身は一致している。誤魔化してはいない。」
棚橋
「(カンヌでの)2010年代半ばまでに消費税10%に引き上げる。と言って来たことと同じ事だと国民が理解できると思っているのか?」
野田
「それは誤魔化しでもなんでもなくて質疑でも記者会見でも答えてきた」
棚橋
「私は「ごまかし」という言葉は使っていません。自分からそう言うのは良くないのでは?国民向けに10%という数字はきちんと説明しろ」
野田
「今までいろいろ説明してきた。改めて会見を開いて説明はしない。随時このような場で説明していく」
棚橋
「ぶら下がりも拒否して、記者会見もほとんどやらないくせに?きちんと説明しろよな」
■棚橋
「なんのために消費税を引き上げるのか?目的は?マニフェストは実現できるのか?社会保障は維持できるのか?」
野田
「税と社会保障の一体改革、社会保障の維持、財政再建のため」
安住
「消費税が10%になればプライマリバランスの半減という目標については概ね達成できるものと考えております(以下略)」
棚橋
「プライマリバランスの質問はしていません。
総理、消費税10%引き上げ法案を提出するのですから、当然党内の手続きは済ませてるんでしょ?」
安住
「閣議決定をしているわけではないが閣議で報告して案を出した。党内で決めたわけではない。これからやっていく予定」
棚橋
「閣議で決めてもいない、党内で決めてもいない。そんなものを国際公約するのは鳩山のトラストミーと同じだ」
野田
「党は全く無関係であったわけじゃない。党を挙げて議論をまとめていくつもり」
■棚橋
「社会保障のためとか言ったけど、それなら最低年金7万円、全額税方式と言って来た改革も法案を出すんだよね?」
小宮山
「平成25年度(2年後)に提出予定」
棚橋
「税金を取るだけとって後からって食堂で金だけ取って料理はそれから考えるみたいな話じゃないか」
野田
「7万円案というこの法案と消費税はセットではない。」
■棚橋
「平岡法相が公金詐欺の前科のある人物を公設秘書にし、さらに秘書官にして給与を二重取りしていた」
(秘書給与は月割りなので月始めの1日だけ秘書→2日以降は秘書官(秘書官は日割りなので))
平岡
「制度上の問題だから仕方ない」
藤村官房長官
「制度の問題」
野田
「制度上の問題なんだから二重取りというのは言い方が厳しい、でもこれからは日割りにすべき」
棚橋
「この二重取りをやっていたのは一人じゃないんですよ。
藤村官房長官、安住財務大臣もそうですね。川端大臣、小宮山大臣も、枝野経産大臣もですね、防衛大臣も・・・山岡大臣もやっぱりそうですね。古川大臣もそうじゃないですか。」
なお、棚橋議員が事前通告をした際に「二重取り」の文言の使用を理事会に修正され、さらにこの秘書官の給与二重取りの件の給与明細をこの審議で提示する事も禁じられた事を暴露しています。
”- パチンコ屋の倒産を応援するブログ : 昨日の予算委員会メモ(棚橋議員の質疑): 2011年 11月 09日 (via nandato)