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- ムバラク大統領辞任:識者はこうみる | Reuters (via nakano)
<戦略国際問題研究所(CSIS)の中東局長、ジョン・アルターマン氏>
ムバラク大統領の辞任は、始まりの最終段階に過ぎない。エジプトは民主主義ではなく、戒厳令体制に向かっている。今後の行方をめぐっては、さまざまな議論が繰り広げられることになるだろう。
●米国の中東への影響力に対する転換点
<シティ大学(ロンドン)の中東政治学教授、ローズマリー・ホリス氏>
人民の力により、また一つ独裁政権が倒された。この出来事は中東全体に影響を及ぼすだろう。
米国の中東地域に対する影響力にとっては、これが転換点となる。米国はこれまでこうした独裁政権を通して影響力を行使してきた。今や潮目は変わりつつある。
●民主主義へ向かうことを軍は明確にすべき
<ワシントン・インスティチュート・フォー・ニア・イースト・ポリシーのロバート・サトロフ事務局長>
エジプトは戒厳令下にあるのか、それとも真の民主主義への道を歩き始めたのか、軍指導部は早期に明確にすることが重要だ。
エジプトは選挙に向けて、憲法およびその他の法令上の変更を行うことになっている。オバマ米政権はまず、非常事態法が解除されるか、国を率いることのできる信頼ある民間人を含む幅広い支持基盤を持った政権を樹立できるかの2点に注目する可能性が高い。
”- ムバラク大統領辞任:識者はこうみる | Reuters (via nakano)