“「世の中には三つの嘘がある。嘘、真っ赤な嘘、そして統計だ」と言ったのはベンジャミン・ディズレー元英首相だ。この本はしかし、「真っ赤な嘘と統計」の本ではない。いつまでも色あせないこのテーマは多くの傑作を生み、ダレル・ハフ(『統計でウソをつく方』)やジョン・アレン・パウロス(『数で考えるアタマになる!』)、エドワード・タフティ、ハワード・ウェィナーらが素晴らしい著作を発表している。世論を操作する政治家、うかつなアナリスト、未熟なエコノミスト、押しつけがましい広告屋。数字が悪用されるとどのような問題が起こるか、その例は昔から尽きることがない。都合のいい数字を選ぶ、単純化しすぎる、わざと曖昧にするーーそんな事はいくらでも経験してきた。しかし、この本では、統計を違う方向から眺めていきたい。肯定的な立場からだ。私が注目するのは、物事がうまくいく時。つまり数字が「嘘をつかない」時にどうなるかと言うことだ。”
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ヤバい統計学 [単行本]カイザー・ファング http://www.amazon.co.jp/dp/4484111020
この「はじめに」は好きだなー
(via ujitomo)