なぜ、僕が新しい就活サービス「WILD CARD」を開発したかったのか。:
長くなりますが。皆さんちょっと聞いて下さると嬉しいです。
本日、新しいWEBサービスをリリースしました。
WILD CARD
http://wildcd.biz/
新卒採用で、就活の「飛び級」を可能にするサービスです。
内々定を持った学生は、他社から秘密のスカウトが受けられます。
人事は、いままで出会えなかった学生にアプローチできます。これを作ったのは、2002年の春に新社会人になり、人事採用担当として仕事をする中で、思う所があったからなんです。
僕が新卒で入社したのは、リクルートエイブリック（現リクルートキャリア）という会社です。
最初の配属は人事部でした。僕を採用してくれた日比さん（現Brights & Company代表）と大悟さん（現Gree人事）、当時マネージャーの小山さん（美人）という偉大な諸先輩方に怒られながら、初めての仕事に戸惑う毎日でした。
当時の採用チームのミッションは超シンプル。
「自分より優秀な学生を採用すること」
その言葉にウソはなく、採用チームのメンバーは自分が「この学生は飛び抜けて優秀だ」「この学生は自分のモノサシでは測れないな」と感じたら、規定の選考をすっ飛ばして独自のプロセスを考案できるということが許されていました。そういう決まりだったんです。
・説明会で見かけて、すぐに人事が付きっきりになったり。
・地方学生や留学生とわかれば一日で済むよう何人もの社員に会わせたり。
・筆記試験がダメでも、自分の判断で役員面接に通したり。
・他社の内定を持っているとわかるや飲みに行って猛烈に口説いたり。
この「学生によっては通常の選考フローを飛び級する事を公式に認める採用の仕組み」のことを社内で『ワイルドカード』と名付け、実際に運用していたんですね。
そして、僕は、この仕組みが大好きでした。
なぜなら、とっても人間的だから。
採用とは、本当はこうあるべきなんじゃないか。
人はそれぞれ違うんだから当然じゃないか。
型にはまった選考フローを「決まりだから」で流しちゃダメだ。
枠にはまらない学生を、つまらない理由で落としちゃダメだ。
生意気にも、自分なりにやりがいを感じて仕事にのぞんでいました。
そんな僕も、今年で社会人１３年目。
今はデジタルマーケティングやアプリ開発の仕事をしていますが、
『人事採用』×『WEBサービス』
というテーマで僕が学生だったら絶対に欲しいと思うマッチングサービスを思いついてしまいまして。それがたとえ、一部の方から猛烈に怒られたとしても（笑）
それが、この『WILD CARD（ワイルドカード）』です。
賛否両論は覚悟のうえです。
でも、僕が学生だったら欲しいんだから、しょうがない。僕はこういう性格ですからね。３０越えたら性格なんて変わりませんね（笑）
ちなみに、中途採用バージョンもすぐにリリースします。
(・∀・)ｂ
