b-casが、有料放送の視聴制限のためのカードであれば、今回のようにクラックされても、カードの総入れ替えで対処できる。入れ替えの為の顧客管理はできているはずだし、その費用も視聴料金の一部をあてることができる。
それが現実的に可能なようにb-casは設計されている。つまり、カードとテレビのセキュリティに関する役割分担は適切にできている。設計上の不具合は無かったといってよいと思う。
しかし、b-casは、用途を拡大し無料放送の管理にも使われてしまい、そのために実質的に交換不可能なカードになってしまった。
その結果「交換不可能な部品にセキュリティの根幹を頼る」という別の大きなミスをおかしてしまった。
”- b-casカード不正改造問題の本質はカードの交換を不可能にしたこと - アンカテ (via k3c)