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"祖母の四十九日で帰省。..."

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祖母の四十九日で帰省。 遺影の前に置いてある祖母の二十代の写真を見て

私「わかっ!」
父「それを遺影にしてって言ってたんだ」
私「え!笑」

父「その日におじいちゃんが亡くなったんだよ。その姿じゃないと見つけてもらえないんじゃないかって言ってて…」

笑いごとじゃなかった、泣ける。



- Twitter / @miinokotonoha (via drhaniwa)

drhaniwa:足をケガした女性「安静に足を上げていたら…猫が付き合ってくれた」微笑ましい姿がこちら

"実は韓国テレビ界で高視聴率を記録する作品はほとんど日本には入って来ていない。なぜなら「日本人が悪役で、日本人が惨めな末路を辿るもの」ばかりだからである。 視聴率歴代1位の最高視聴率51.5%を稼ぎ出した..."

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“実は韓国テレビ界で高視聴率を記録する作品はほとんど日本には入って来ていない。なぜなら「日本人が悪役で、日本人が惨めな末路を辿るもの」ばかりだからである。
視聴率歴代1位の最高視聴率51.5%を稼ぎ出した『野人時代』というドラマは、「韓国が日本に併合されていた時代、韓国人の主人公が素手で日本のヤクザと喧嘩してボコボコにして勝つ」という韓国人の願望具現化ドラマ。
『嫁三国志』は、現代日本女が韓国に嫁ぎ、女の父親が「慰安婦、竹島、全て日本が悪かった!」と謝罪する痛い映画。このように謝罪する日本人を韓国では「良心的日本人」と呼ぶ。従って謝罪しない日本人は自動的に「悪人」ということになる。
『ムクゲの花が咲きました』は、韓国が日本を“核攻撃”する映画。どんな花が咲いたか知らないが、妄想の中で気分爽快なのだろう。「隣国を滅ぼす映画」を作る国民性はさすがの一言。
『愛乱』は、併合時代、朝鮮男と日本女が不倫してヤリまくる映画。朝鮮男が残虐な日本憲兵隊に射殺され悲劇的に死ぬ。
『対局』は、韓国の国宝級碁盤を狙う日本人と韓国人が囲碁で勝負して勝つという映画。
とにかくどうあっても「日本人が悪役」というのは、「おとぎばなしでは狼やキツネが悪役」というのと同じくらい、韓国では定着している。”

- 韓流がなぜ”駄目”なのか、»1が淡々と教えてやるスレ:ハムスター速報 (via shibata616)

"定時に来て定時に帰ってたら「遅く来て早く帰るのはどうかと思うよ」って言われたぜ 51 : ヨーロッパヤマネコ(神奈川県):2012/09/29(土) 14:57:40.24 ID:QwDHLz5n0..."

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“定時に来て定時に帰ってたら「遅く来て早く帰るのはどうかと思うよ」って言われたぜ
51 : ヨーロッパヤマネコ(神奈川県):2012/09/29(土) 14:57:40.24 ID:QwDHLz5n0 »49
海外で通用しそうなジャパニーズジョークだなw”

- 痛いニュース(ノ∀`) : 外国人看護師 「日本人は時間を守らない。遅刻には厳しいのに仕事終了の時間は守ったことない」 - ライブドアブログ (via odakin)

drhaniwa: もうアイロン台が土下座にしか見えない^^; http://bit.ly/1G9gUCD誠意は通じた!?

"391 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00:26:42.12..."

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“391 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00:26:42.12 ID:UZ6Lrmmn昔某掲示板で土方歳三の話をしていたら、横から唐突に
「土方(ドカタ)は差別用語なので正しく土木作業員と言ってください!」
てすごい勢いで噛み付かれて、全員 …えっ?(・∀・)てなりつつも
その後スレ終了まで土木作業員歳三と呼んでいた”

- ムズ痒いブログ : 土方(ドカタ)は差別用語なので正しく土木作業員と言ってください - ライブドアブログ (via uinyan)

"まずひとつは「年齢を聞かれない、年齢が話題にならない」ということ。 人種もさまざまだしバックグラウンドもさまざまなので、ここでは皆が年齢不詳だ。こっちにきてからまだ一度も年齢を聞かれたことはないし(血..."

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まずひとつは「年齢を聞かれない、年齢が話題にならない」ということ。

人種もさまざまだしバックグラウンドもさまざまなので、ここでは皆が年齢不詳だ。こっちにきてからまだ一度も年齢を聞かれたことはないし(血液型もな!)、誰かが年取ってるとか若いとかいった話題にであったこともない。これは結構重要なことだと思うんだよね。
いままでの経験についてはよく聞かれた。

年齢を聞いたって何も分からない。生きてるだけの時間が自分より10年長いか短いかなんてことには、皆それほど興味がないんじゃないかと思う。

なんで日本のニュースは名前の後ろにデフォルトで「(年齢)」をつけるんだろう。(※1)
なんでプログラマは35歳までとか言い出す人がちょいちょい出没するんだろう。(※2)

ダメなやつはいくら経験積んだって何年生きたってダメなままだ。
一方で,最初から地頭の良い奴が歳取ってちょっとぐらい物忘れがひどくなったところで、お前なんかが太刀打ち出来るはずもないわけですよ?

年齢と技能が比例するのは、若い時から親方について、一生同じことをこつこつとやり続けるような職業だけ。それ以外のみんな歳を数えるのはやめたらいいと思う。



- nabokov7; rehash : そんなわけで、シアトルにいる。 (via pipco)

"「ボジョレなんてフランスでは一瓶300円なのに日本では3000円とかするけどそんなもので喜んでる奴はバカ」って言ってるやつが銀座で寿司食ってFacebookに載っけてるところに「根室ならそれよりうまい寿..."

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“「ボジョレなんてフランスでは一瓶300円なのに日本では3000円とかするけどそんなもので喜んでる奴はバカ」って言ってるやつが銀座で寿司食ってFacebookに載っけてるところに「根室ならそれよりうまい寿司一貫100円で食えるぞ」ってコメントするとめっちゃ長文で反論されて楽しい”

- Twitter / Dr_yandel (via rajendra)

"面接の第一声が「月給○○円、これは嘘や」から始まったことはあった。"

"本読んでたら馬から降りない軍使に「尾籠(おこ)であるぞ」って口々に責める描写が出てきて、意味は「無礼だ、軍法に適していない」みたいなことらしいんだけど、戦国時代のいかついおっさんたちが、みんなで「おこだ..."

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“本読んでたら馬から降りない軍使に「尾籠(おこ)であるぞ」って口々に責める描写が出てきて、意味は「無礼だ、軍法に適していない」みたいなことらしいんだけど、戦国時代のいかついおっさんたちが、みんなで「おこだぞ!」「おこ!」って言ってるところ想像するとすげーかわいかった”

- Twitter / star_wait (via kuzira8)

"くめ納豆というメーカーがあるのですが、ここはまさに不必要な譲歩を行って挙げ句に潰れたケースだと思います。イオンのトップバリュの悪質なやりかたは何度か触れましたが、くめ納豆はその被害者の典型例として覚えて..."

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“くめ納豆というメーカーがあるのですが、ここはまさに不必要な譲歩を行って挙げ句に潰れたケースだと思います。イオンのトップバリュの悪質なやりかたは何度か触れましたが、くめ納豆はその被害者の典型例として覚えておく必要があると思います。トップバリュといえば原産地やメーカーなども隠していることが多いわけですが、たとえばトップバリュ製品として業界でそれなりのシェアを持っているメーカーにトップバリュ製品の生産を依頼したとします。イオンといえば規模がでかいですからそのスケールを強調して多少利益率が低くても製造を受けさせます。それが軌道に乗り始めたら、今度はメーカー側を脅しにかかります。「さらに安く卸せ」と。なにせトップバリュ用として大量に生産していますから、そのラインを突然止めればキャッシュフローが滞ってしまい、会社が倒れます。企業は赤字でも潰れません。逆に黒字でも潰れる事があります。キャッシュフローが滞れば潰れるのです。イオンとしては「条件を呑まなければ他社に話を持って行く」そうやって脅せばいいのです。実際におそらく似たような事をしたのでしょう。イオンが公取に独禁法違反で警告をくらった事件が2012年にありました。ビールの納品において同業4社を競合させてそれぞれに卸値を極端に下げさせるというものでした。結果、どのメーカーも極端に卸値を下げて赤字状態でもイオンにおろしていたという事が発覚したケースです。こうした度の過ぎた値引き路線はイオンの周辺のスーパーや酒屋などにとっては不当廉売で大きな被害です。トップバリュがメーカーや減産地を隠していたのは単に中韓製造ばかりというだけではなく、こうしたメーカーを叩いて値引きさせるという意図もあったと言ってよいかと思います。くめ納豆はまさにそのトップバリュ商法によって潰された企業です。”

- 自作自演バレてるよ? : パチンコ屋の倒産を応援するブログ (via mug-g)

catgifcentral: Catlike reflexes

"女性誌には「自分らしい生き方」とかいうお題目で、 30代独身を肯定するような記事がいろいろと載ってる。    「それこそが先進的で現代的な生き方だ」と言わんばかりに。..."

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“女性誌には「自分らしい生き方」とかいうお題目で、
30代独身を肯定するような記事がいろいろと載ってる。   
「それこそが先進的で現代的な生き方だ」と言わんばかりに。
私はそういう雑誌で編集やってたことがあるから本当のことを書きますけど、
作ってるほうはそんなこと信じちゃいません。   
ライターともよく話しました。
「こんな心にもないこと、よく書けるな~」
「目的は現実逃避ですからね。 じゃなかったら、
30代独身女性は読んでくれないですよ」   
内心、「30代独身は終わってるよなぁ」と思いつつも、
30代独身ライフを賛美する記事を掲載する。   
でもね、そういう特集を掲載すると反響がいいんですよ。  
「私の生き方は間違ってなかった」という読者カードが山ほど届く。
間違ってるって(笑)。
まあ単なる売れ残りに、自己肯定の機会と人生への夢が与えられるし、
たとえウソの企画でも、勘違いしてくれれば発行部数が上がるからいいけどね。”

- 独身ってそんなに惨めですか? (8) : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) (via yuco)

"小学〜中学生時代の内5年間位、毎日内緒で投げナイフ練習して かなりの腕前になってしまった黒歴史を恥じている女性が、高校時代にホームステイ中 幼児を襲撃するコヨーテを目撃、二階の窓からとっさにナイフ投げて..."

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小学〜中学生時代の内5年間位、毎日内緒で投げナイフ練習して
かなりの腕前になってしまった黒歴史を恥じている女性が、高校時代にホームステイ中
幼児を襲撃するコヨーテを目撃、二階の窓からとっさにナイフ投げて仕留めて
母校に帰国後、嫌々表彰された話が好きです。

#人命救助 #黒歴史



- Twitter / hat_fu (via 46187)

"『あなたは50歳ですね?』 あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。 やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。 その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客..."

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“『あなたは50歳ですね?』
あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。
やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。
その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。
 
「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」
男が私に話しかけてきた。
「そうですが、どうしてわかったんですか」
私が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。
「あなたの年齢は45歳ですか?」
「そうですけど……」
「あなたは62歳ですね?」
「どうしてわかったんだ?」
そんなやり取りを繰り返していく。
 
どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。
次の停車駅までは、まだ15分以上ある。
私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。
「あなたは50歳ですね?」
「そうですが、あと5分で日付が変わったら、51歳になるんですよ」
最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。
年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。
「凄いですね。百発百中じゃないですか」
私は男に話しかけた。
すると、男は青い顔を私に向け、こう言った。
 「あなたは勘違いをしています。
私に見えているのは、その人が死ぬ年齢だけです」”

- あなたは50歳ですね? 笑える2ちゃんねる (via blendy999) (via sukoyaka) (via jinakanishi) (via otsune) (via extramegane) (via hayami) (via uessai-text) (via systempunks) (via ssbt) (via donashill) (via rightstaff) (via to-fuya) (via gkojax-text)

"ありがとう ございます みなさん いままで ありがとう ございました かんしゃ で いっぱい です なんかい も けが しても がんばった から くい ない です。 もう からだ きもち げんかい 日本..."

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“ありがとう ございます
みなさん いままで ありがとう ございました
かんしゃ で いっぱい です
なんかい も けが しても がんばった から くい ない です。
もう からだ きもち げんかい
日本 に きて お相撲さん なって ほんとに よかった
相撲 は ぼく の 人生 いままで も これから も です
親方 に なって だいすきな 日本 と 相撲 の ため がんばります
これから も よろしく おねがいします”

- 引退した元大関・琴欧洲のブログが泣ける - 暇人\(^o^)/速報 (via darylfranz)

"このビジネスマナーというやつは、実際のところ殆ど全て、言い出した人の勝手な思い込みが口コミで広がったものなんだよね。一度、いくつかのマナーの「原典」を求めて文献をあさったことがあるけれど結論としてはほぼ..."

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“このビジネスマナーというやつは、実際のところ殆ど全て、言い出した人の勝手な思い込みが口コミで広がったものなんだよね。一度、いくつかのマナーの「原典」を求めて文献をあさったことがあるけれど結論としてはほぼデタラメだった。(昭和後期のマナー本より昔に言われていたような伝統なんて全く見つからなかった。幾つかは似たような風習があったが、そのものズバリなものは皆無だった)この手のものは言われてみればそういう考え方もあるかも、という微妙な所を攻めてくるので、なんとなく信じてしまう(引っかかってしまう)人の、なんと多いことか。最近で言うと、江戸しぐさって奴もそうだったよね。勝手なマナーが何とも簡単に作れるものだか、笑っちゃうよ本当に。”

- 「出されたお茶を飲まない」というビジネスマナーの是非 | スラド IT (via 774rider)

"義姉はホクホク顔で出生届を提出したのに、来年幼稚園お受験するために塾に入れようと受付に行ったら、「そのお名前では◯幼稚園に入園どころか、受験受けることすら無理です。というよりまずうちに入塾させれません。..."

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“義姉はホクホク顔で出生届を提出したのに、来年幼稚園お受験するために塾に入れようと受付に行ったら、「そのお名前では◯幼稚園に入園どころか、受験受けることすら無理です。というよりまずうちに入塾させれません。」って断られたんだってさ。”

- 既婚者の墓場 : 子供に『猛神(ぜうす)』と名付けた義姉『この子が決めたの!猛神がいいってお腹の中で言ってたの!』 (via 46187)

"自分の歩いている前方に物乞いが座っている。 もう50歳を越えているように見えるが、おそらくもっと若いだろう。 左腕が折れていて、腕が皮膚だけでつながり、ぶらりとぶら下がった状態になっている。 彼はすでに..."

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自分の歩いている前方に物乞いが座っている。
もう50歳を越えているように見えるが、おそらくもっと若いだろう。
左腕が折れていて、腕が皮膚だけでつながり、ぶらりとぶら下がった状態になっている。
彼はすでに私を見つけて、じっと見ている。
私が近づくと手を差し出してバクシーシ(施し)を求める。
私は決して目線を合わすことなく通りすぎる。

こんな事はインドに入ってから数えきれないほどある。
私はその瞬間が嫌いだった。
別にバクシーシをしないことに罪悪感はない。
求められるままに金を渡したら、私は散財し、すぐに帰国するはめになる。
嫌いなのは慣れてしまうことだ。
自分とは対極ともいえる状況にいる彼らを見ても、何も感じることなく、視線を合わせることなく、ただ適当にあしらうのだけは上手くなる。
そうなってしまう自分が嫌いで、恐かった。

チベットではほとんど見かけなかった物乞いも、ネパール、インドと南下するにつれ目につくようになる。
特にインドに入ってからは、一日として彼らを見かけない日はない。
ガンガーで、路上のチャイ屋で、バスの休憩で、デリーの地下道で、至るところに彼らはいる。

手のない人。
足のない人。
それらの変形している人。
下半身のない人。
顔の変形している人。
皮膚のただれている人。
赤子を抱えている人。
子どもがさらに幼い子どもを抱えていることもある。
さまざまだ。
もちろん五体は満足にある人もいる。
彼らに共通しているのは、力のない目だった。

彼らは同情を得るために、自ら自分の体を傷つけると聞いたことがある。
また、同じ理由で赤子を借りてきて、そのための業者もあると聞く。
それを彼らの技術だと皮肉っぽくいう人もいる。
実際、私が通りすぎると、それまでうつろな目をしていたのが、急に元気になったりする人もいた。
またインドには習慣としてバクシーシがあるから、物乞いを一種の職業だと捉える人もいる。
しかし、虚ろな目を装ったって、自分を傷つけたって、仮にそれが職業だとしても、彼らが貧困のどん底にいることに変わりはないと、私は思う。
逆にそこまでするしか、彼らには生きていく術がないとも言える。

私も彼らの壮絶とも言えるアピールを見たことがある。

それはネパールのポカラのある食堂でのことだ。
私は友人二人とラッシーを飲みながらくつろいでいた。
なんとなく外に目をやると老婆が外を歩いている。
そのときは彼女が物乞いだとは思わなかった。
衣服もそれほど汚れているわけでもなく、歩き方もしっかりしていた。
老婆は私たちに気が付くと、食堂の入り口までやってきた。
そして、ゼスチャーで食べるものがないと、バクシーシを求めてきて、そのとき初めて老婆が物乞いであるとわかった。
私たちが拒否すると、老婆は私たちの座っているテーブルの目の前まで来て、再びバクシーシを求める。
しかし私たちはさらに「NO NO」と言って、彼女を無視して喋り始めた。
すると老婆は突然、テーブルの上に置いてあって、灰皿を手に取った。
このときは、吸い終わったたばこを持ち帰り、残りの部分を後で吸うのかなと思った。
しかし、彼女のその後の行動は、私の理解を越えていた。
まず吸い殻を外へ捨てて、灰皿の上に積もっている灰を口に運び、一気にごくりと飲み込んでしまった。
それだけ食べるものがないということなのだろう。
私は唖然として声も出なかった。
そしてさらに老婆はバクシーシを求めてきたが、結局私は何も渡さなかった。
正直、なんだかその老婆が恐かった。
他の二人も私と同様、バクシーシをしなかった。
すると老婆は諦めて、以外なことにちゃんとお金を払いその店でバナナを2本買って
いった。その様子を見て、
『なんだ、お金あるんじゃん』
とそのときは思った。

しかし何だか釈然としない。
ゲストハウスで一人になって、その出来事を思い起こしてみる。
彼女は確かにバナナ2本分のお金を持っていた。
でも、もしかしたらそれが彼女の全財産かもしれない。
いや他にも多少のお金を持っていたとしても、やはり食べるものに困る生活なのだろう。
でなければ、たばこの灰なんか、食べるわけがない。
かといって、彼女にバクシーシをしなかったことを後悔したわけではない。
施すかどうかは自由だろう。
しかし、その老婆がバナナを買ったことを以外に思い、安易に、彼女がお金をもっているのなら、私たちがバクシーシをする必要はないと思ったことを恥じた。
物乞いだって、食べ物くらい買うだろう。
でなければ生きていけない。

確かに私は求められるまま、バクシーシをするわけではない。
しかしいくら私が貧乏バクパッカーといっても、バクシーシに応えることだってある。

バラナシで、ガンガー沿いを歩いているとき、よく会う物乞いがいた。
最初、私がガンガーを見ながらぼーっとしていると、彼が近づいてきた。
歳は20歳くらいの青年で、衣類は汚れていて、アルミの缶をもっている。
私はいつものように「NO NO」と言って、バクシーシを拒否したが、彼はあきらめずなかなか立ち去ろうとしない。
私の言うことなど無視して、食べるものがないと小声で喋っている。
そのうち私の方がしびれを切らせて、その場を離れた。
そうすると彼も私にスタスタとついてくる。
そんなことをしばらくやっていたが、いいかげん私は彼のしつこさにうんざりして、大人げなく怒鳴ってしまった。
するとさすがに彼も諦め、どこかへ行ってしまった。

そして次の日、また彼とガンガーで会った。
昨日のことなどすっかり忘れているように、またバクシーシを求めてきた。
私はなんとなく、昨日怒鳴ってしまったことを大人げなかったと思っていて、たばこを1本渡した。
そうすると驚いたことに、それまでの表情とは一変して、彼はにっこりと笑顔になった。
驚いたのは別にたばこが喜ばれたからではない。
元々バクシーシは、施す側が施すことによって得をつめるとされているので、もらう側はお礼なんていわないし、愛想がよくなるわけでもない。
だから彼が私のバクシーシに喜びを表したことが以外だった。
その顔が見れたことで、私も気分がよかった。
その次の日も、そのまた次の日も私は彼と顔を合わせた。
私はその度に彼にたばこを渡し、その度に彼は喜びを顔いっぱいに表わした。

また、デリーで日本大使館に行くために市バスにのったときのことだ。
大使館までは距離があったが、タクシー代なんて払う金はないので、バスで行くことにした。
乗ってからしばらくすると、どこからか悲しい旋律が聞こえてきた。
車内を見渡すと、10歳くらいの少年がアコーディオンのちょっと小さくした楽器を弾いている。
どこから乗ったのかはわからないアコーディオン弾きの少年と、そのあまりに悲しい旋律はなんだか、映画のワンシーンのようだった。
私はその旋律に身を任せていたが、しばらくして、その少年とは別にもう一人少女が乗っていることがわかった。
その子は乗客一人一人にバクシーシを求めていた。
なるほど、彼らは兄弟らしい。
その悲しい旋律のためか、かなりの人が小銭を少女に渡していた。
私もいくらか渡すことを決めていた。
そして、少女は私の目の前にきた。
私はその時に初めて、少女のあごの骨がぐにゃりと変形しているのに気がついた。
左の方が耳から顎にかけて、ひしゃげている。
それでは食べ物を噛むのも大変だろう。
正直私はその少女を直視できなかった。
私はすでにバクシーシをすることを決めていたので、財布から小銭を探したが1ルピーが見あたらない。
あるのは5ルピーの硬貨だけだった。
5ルピーといえば、15円くらいだと思うが、海外に出て日本円に換算しても意味がない。
5ルピーといえば、チャーイ(ミルクティー)が2杯飲めるし、屋台でバーガーが買えるちょっとしたお金だ。
しかし私は迷うことなく、それを渡した。

インドを旅すると、このバクシーシは避けて通れないものだ。
しかし、別に難しく考える必要はないと思う。
自分の心が動けば渡せばいいし、別に渡さなければいけないというものでもない。
別に私がバクシーシすることで、彼らが救えるなんて、そんなおこがましいことは考えないし、そんなことがあるわけもない。
また子どもへのバクシーシは、彼らの自立心の成長を妨げるなんて難しいことを言う人もいるけど、それを肯定する気も肯定する気もない。
ただ私は、私の渡した小銭で、チャーイの一杯でも飲めればそれでいいと思っている。

もう何年も前、ある本でバクシーシについてのエッセイを読んだことがある。
残念ながら筆者も題名も覚えてないが、鮮明に覚えている場面がある。

それは欧米人の筆者がインドを旅したときのことだと思う。
インドのどこかの空港に来たはいいが、筆者に何かのトラブルが起きてしまう。
トラブルといっても命に関わるものではなく、ちょっとしたものだったと思う。
その時に通り掛かった、インド人の紳士が、筆者を助けて問題は解決した。
筆者はその紳士に何かお礼がしたいと言うが、紳士は丁寧に断って、こう言った。

『あなたが私にお礼をする必要はありません。
もしあなたが、私のちょっとした親切に感謝の念を抱いたのなら、あなたも誰か身の回りの困っている人に、同じようにちょっとした親切を施してください。
いや、別にお金をあげてくれとかそういう意味ではないです。
自分のできる範囲で、ささいな親切を施してくれればそれで結構です。
そうして、私からあなたへと渡った親切が、あなたから別の人へ、そしてその人からまた別に人へと、世界中に広がっていくでしょうから。
それをインドではバクシーシといいます。
それではよい旅を。』

なるほど、バクシーシとは本来そういうものなのかもしれない。
別にインドの貧困問題とか、子ども自立心とか、難しいことを持ち出す必要もないだろう。
私も今度はお金ではなく別の形で・・・・



- バクシーシのこころ (via kazukij) (via hetmek) (via invadergraphix) (via budda) (via sironekotoro) (via darylfranz) (via plasticdreams) (via nakano) (via jacony) (via vmconverter) (via nemoi) (via ishida) (via quote-over100notes-jp)

"今までで一番凄かった会社には、お前は退職したんだから給料が支払われなくて当たり前なんだ、社会をなめるな、て言われました。じゃあ次に会うときは法廷だな、て言ったら給料払われました。"

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“今までで一番凄かった会社には、お前は退職したんだから給料が支払われなくて当たり前なんだ、社会をなめるな、て言われました。じゃあ次に会うときは法廷だな、て言ったら給料払われました。”

- Twitter / kiteyome (via gearmann)
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