- SOSの猿 / 伊坂幸太郎 (via ebook-q)
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本シリーズの記事を書いて以来「マンションポエムは何を表しているのか?」と問われるようになった。そんなこと言われてもなあ。 と困惑していたが、しかしあるとき分かったのだ。これは何かを表しているのではなく、隠しているのではないか。 何を隠しているのか。思うに、マンションポエムは他ならぬマンションの建築自体を隠蔽している。 高層住宅建築の経済と技術の進化ってすごくて、すごーくおおざっぱに言うと、マンションってもはやどれも同じ工業製品だ。津田沼の2400万の物件も、高輪の1億8000万のものも、建築としてはほぼ同じと言っていい。 じゃあこの価格差を説明できるものはなにか? それが場所だ。だから都心の高級マンションは最大限に場所の物語を紡がなくてはならない。
heidi klum as jessica rabbit - with nearly 6,000 notes, this is the most popular post for november 2015.
みなさんもご存知のとおり、伊勢神宮では20年に1回、式年遷宮というのがあって、まるっきり全部を壊して全く新しいものを建て直すんです。
なんでそんなことをするのか、とても不思議なことです。過去の遺産を保存するのだとしたら、世界遺産にでもして誰も手をつけられないようにしておけばいいのだけれど、それは西洋流の保存ですよね。日本流の保存というのは、全く同じものをなぞり返して、更新していくことで何かを受け継いでいくというふうに発想するわけです。そのまま保存していてもだめなんです。賞味期限が切れる。
20年に1回建て直すわけですから、ある宮大工の棟梁が指揮をとると、20年後はたぶんお弟子さんが棟梁となってやるという、そういう具合に受け継がれてきている。図面も全部引き直すらしいです。大工の棟梁が式年遷宮の棟上げ式のときに「呪言」という、おまじないのような言葉を言うんですが、それはそのときしか言っちゃいけないので、たぶんうろ覚えになって、もう随分昔から意味不明な言葉になっているらしい。でも棟梁を引き継ぐ人は、それを聞いて覚えなくちゃいけない。
平均的なマイカー(200万円)を購入した場合、年間のコストはいくらなのか。藤川氏に算出してもらった。
車体の費用200万円を、60回払いのローンで払うとすると、月々3万5000円で年間42万円。駐車場代は月1万円として年間12万円(ただし、都心部なら月3万円は下らない)。これらに加え、車検代(1年あたり7万5000円)、保険料(5万円)や自動車税(3万4500円)は、車に乗らなくても毎月かかるコストだ。
さらに、ガソリン代、エンジンオイルやタイヤ交換といった整備費用、高速代や外出時の駐車場代がかかる。これらは乗らなければ抑えられる費用だが、平均的にはこれだけで17万6000円。マイカーを維持するためだけに年間80万円以上が消えているのだ。
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